トレード手法

【天井サイン】首吊り線とは?ストップ高の後に要注意したい指標

更新日:


 
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moomoo証券
 
 
株で最も難しいと言われる天井の見極め。
 
悲惨な塩漬けの多くが、
株価天井での無謀な買いの末に起きています。
 
今日は、その天井を見分ける代表的なサイン
「首吊り線」について紹介です。
 
この形を知ると、天井をいち早く察知し、
納得感を持って売ることができるようになるでしょう。
 


 
 

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首吊り線とは?

 
 
まず、首吊り線の定義についてです。 
 
図の通り、小さなローソク足の実体+長い下ヒゲが、首吊り線の特徴です。
 

※IG証券HP(https://www.ig.com/jp/)より引用
 
株価がずっと上昇してきて
高値圏でこの形が発生した時に、
天井のシグナルとして言われます。
 
ダラーンと長く伸びた下ヒゲがまさに
首吊りを連想させるというか、
 
ここで買ってしまうと、「本当に首を吊るくらい負ける」という覚え方をしても良いかもしれません。
 
 

首吊り線の特徴


 
 
首吊り線の特徴としては、
 

 
✅ 長期間の強い上昇で出現する
 
✅ 寄り付きから窓開けして発生する場合が多い
 
✅ 下ひげが(それ以前の変動幅と比べて)異様に長い
 
✅ 寄り付きの株価付近まで戻す

 

 
という点が挙げられます。

厳密には窓開けしなくても、
首吊り線と指摘されることもありますが、
窓開けしていた方がより強力なサインとなるでしょう。
  
そもそも、前日の終値に対して
窓を開けて強いローソク足が出るという事は、
相場が過熱・高値追いの展開になっていることを意味します。
 
ちなみに、陽線or陰線かという違いに関しては、
私はどちらも「首吊り線」に該当すると思います。
 
大事なのは、小さなローソク足の実体+長い下ヒゲが発生する背景です。
 
 

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ローソク足の長い下ヒゲが表すもの


 
 
株式トレードをする上で
基本中の基本になるのが、ローソク足です。
 
ローソク足は一見シンプルな形をしていますが、
 

 
・買いVS売りの勢力バランス
・買い・売りそれそれの注文数の多さ
・投資家心理の推移

 

 
といった、重要情報が読み取れます。
 
繰り返しになりますが、今回紹介している首吊り線は、
小さなローソク足の実体+長い下ヒゲが特徴です。
 
これは、何を意味するのでしょうか?
 

長い下ヒゲのメカニズム


※引用:スターリング証券FB(旧:東岳証券)
 
下ヒゲについては、一般的には強い買いのサインと言われます。
 
下ヒゲの底は、その時間・その日の安値。
 
つまり、下ヒゲが長いということは、強い売りがあったものの、
その売り圧力が弱まり、強く反転上昇したことを意味します、一般的には。
 
しかし、
①上昇トレンドから更に高く寄り付き
 
②その直後から大きくられ、
 
③結果的に戻って長い下ヒゲが出現した

ということは、
 
相当な利益確定売りが出たということです。
 
大量の売りが出て株価は下落。
しかし、押し目買いなどもあり、何とか始値付近で終了したことになります。
 
見方を変えれば、それまで長く保有していた人が利益確定売り。
デイトレーダーなどの短期勢が、一時的な安値を買いで拾っている。
 
つまり、その銘柄の参加者が短期筋に交代した可能性があるのです。

ここからは、いわばチキンレース状態で、

翌日以降に大きく売られると、
逃げ遅れた参加者がさらに損切り売りを行い、
 
結果として天井が形成される危険性があります。
  
 

首吊り線が出やすいパターンとは?

 
 
何と言っても、高値圏+まとまった数の出来高で首吊り線の形が出れば、
天井の可能性が出てきます。
  
出来高がもともと少なければ、ある意味「たまたま」とも捉えられますが、
値上がり率ランキング上位に入るなど市場全体から注目され、参加者も多い銘柄であれば、話は別です。
 
個人的な経験則としては、冒頭でもありましたが、
ストップ高した後の首吊り線は、天井である確率が高いです。
 
たとえば、新型コロナのマスク関連として
株価9倍にまで急騰した3604 川本産業のチャート。
 
図の赤〇線で囲ったのが首吊り線(最終的にストップ高で終わっていますが)
 
その前日はまさにストップで終えていて、
首吊り線が出た翌日から急落しています。
 

 
このように、強い上昇=ストップ高の後に首吊り線が出てきた時は要注意です。
 
そして、3日以上連続して陽線が出たり、
ギャップアップして首吊り線の形が出た場合は、かなり警戒した方がいいと思います。
 
3689 イグニスのチャートもまさにそんな形です。
 
結果的に、首吊り線が出た後も最後の上昇を見せていますが、それまでと比べて大きくは上がりませんでしたね。
 

  
この手のローソク足のパターンは100%当たる訳ではないですが、
「天井」にはならなくとも、大きな調整に入ることは十分あり得るでしょう。
 
 

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まとめ

 
本日の記事は以上となります。
 
個人的に、この首吊り線は天井のシグナルとして結構重視していますので、あなたも日々のトレードで注意しながら活用してもらえればと思います。
 
ただ、形だけで判断するのではなく、
 
 
✅出来高がしっかりある
 
✅長く上昇し過熱してきた銘柄である
 
✅ギャップアップ後、長い下ヒゲを出して終えた
 

 
このような条件にも合致しているか?見ながら判断しましょう。
 
それでは。

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