こんにちは、
日本株を大量に保有している外国人投資家。
そんな外国人投資家が
大量に買ってる銘柄って気になりませんか?
彼らは個人投資家とは資金力が段違いなので、
上昇する場合は力強く買ってきますし、下落する場合は一方向にどんどん売ってきます。
そう、外国人投資家の買っている銘柄を事前にウォッチできていれば、
大きな売買があった時にいち早く乗り、
その上昇の恩恵を受けることができます。
では、そのような銘柄は
どこで探せばいいのか?
また、
その売買方法について
この記事ではお伝えします。
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目次
①外国人の保有株はサイトから調べられる
それではまず、
外国人投資家が買っている銘柄の調べ方です。
答えから言ってしまうと、私は下記のサイトを利用しています。
引用:日足 外国人持ち株比率ベスト100
↑
ストックウェザーというサイトで、
デイリーで、1500以上の銘柄の外国人持ち株比率を公表しています。
例えば、これはある日のランキングですが、
7683 ダブルエーは外国人持株比率を見ると、
なんと98.9%が外国人の保有
ということがわかります。
このように外国人持ち株比率の高い株を
事前に・日単位で知られるというのがポイントです。
日本証券取引所の投資部門別売買動向では、
外国人投資家の動向を見ても、
どうしても一週間遅れの結果になってしまいます。
しかし、このサイトを見れば
個別銘柄単位で、デイリーで
外国人投資家の動向が確認できます。
ただし、ここで出ている数字自体が
各企業の決算・四半期ごとのIR情報をもとにしているため、
外国人投資家が大きく売っている模様が
詳細には中継されません。
例えば、2020年1月28日のランキングで
外国人持ち株率6位(77.70%)の
4519 中外製薬ですが、
77.70%というのは、
2019年12月31日時点のIR情報が元です。
なので、各企業のデータがいつに発表されたものか?
そこから株価は上げているのか?下げているのか?
必ずチェックする必要はあります。
私見ですが、外国人比率が50%以上であれば(かなり)多いというか、
大きく売買した際の影響を受けやすいですね。
外国人投資家・投資部門別売買動向についての基本的な内容は、こちらの記事をご覧ください。
②規模&利益率の高さで見る
ちなみに、外国人投資家が
どんな株を好んで買うかと言えば、
すなわち東証一部だったり日経平均にも名前が上がるような大型銘柄になります。
たとえば、
4519 中外製薬、7201 日産自動車
6702 富士通など、日本を代表するような大型優良株でも、かなり外国人の保有が目立ちます。
また、外国人投資家が
「全体として」今買ってきているのか?
もしくは売ってきているか?
地合いも絡めた動向を見るには、
出来高の大きい銘柄の動きに
注目した方がいいと思います。
具体的には、
1日に100万株単位で出来高がある銘柄です。
そういった銘柄は、外国人投資家の保有比率が高ければ、彼らの売買の影響が色濃く出ます。
なので、ベンチマークとして
日産自動車、オリックス、武田薬品
任天堂といった、日本を代表するかつ、
外国人比率の高い銘柄を見てもらうといいでしょう。
外国人投資家が大きく
売買したタイミングはもちろん、
全体地合いの判断にも役に立つと思います。
外国人が大好き(?!)なROEも注目!
外国人投資家が銘柄を買う時に
重視しているポイントになります。
ROEとは簡単に言うと、
「元手資金に対して、どれだけ利益を出せたか?」
という考え方で、企業の収益力を測る指標です。
外国人投資家は特に、このROEを重視する傾向にあります。
ROEが高い銘柄であれば、
仮に大きく暴落したとしても、
後々買い戻しが入りやすいです。
ではなぜ、外国人投資家は
ROEの高さを重視するのか?
これには日本と海外(主にアメリカ)で
収益が出た時のスタンスの違いに大きな原因があります。
日本では、企業は出た利益を
溜め込む傾向にありますよね。
実際、日本企業の内部留保は
分かっているだけで463兆円を超え、
年間のGDPに迫る勢いです。
※2018年度の「法人企業統計」(財務省)より
しかも、その半分が現預金ですから、
何かに投資しているという訳でもなく、
アベノミクスと円安で享受した利益を
ひたすらにため込んでいます。
一方で、アメリカ企業のスタンスと言えば
利益が上がったら、株主にも
どんどんどん還元してしまおう
というスタンスです。
利益は全部配っちゃえてことです。
極端に言えば。
※アメリカも近年は内部留保が増えつつあります
なので、 ROE が高いということは、
当然ですが投資する株主からすれば
投資リターンが大きい可能性が高い
ということなので
必然的に買いやすい対象になります。
それはアメリカ株もそうですし
日本株も例外ではありません。
こういったスタンスの違いから、
日本企業でも高利益率の会社が
外国人投資家には好まれやすいです。
企業の利益率が高いというのは
自社株買いをして株価を上げてくれる
と言う一面もありますので、
そういった面でも
プラス材料として見られるでしょう。
自社株買いに関してはこちらの記事をご覧ください
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外国人投資家銘柄のチェックの仕方と投資法
外国人投資家の保有銘柄が分かったら、
あとはチェック方法です。
ザックリですが、まとめていきます。
リストに入れる銘柄
外国人投資家の保有割合が50%以上あり
時価総額1000億円以上の銘柄をリストアップしていきます。
四季報で見てもいいですし、
外国人投資家向け日本株ファンド
「インベスコ 日本株式アドバンテージ・ファンド」
などの組み入れ銘柄も参考にすると良いでしょう。
リストの活用方法
リスト内の銘柄で、大きな値動きはないか?日々チェックしていきます。
外国人投資家が買い始めるときには
日経平均株価に先駆けてリスト上の銘柄が上昇し、
売りに転じる時は値下がりします。
上下どちらの方向であれ、
日経平均の変動率を上回る値動きを見せると、外国人投資家が動き始めたサインです。
その中でも、出遅れている銘柄が
出てきますので、そういった銘柄に
投資していくと良いと思います。
※外国人持ち株比率の高い銘柄は
日々変わってくるので、その点は
ご注意ください。
まとめ
本日の記事は以上となります。
✓ その中でも外国人持ち株比率50%以上、出来高100万株以上/日の銘柄をチェック
✓ 高ROE銘柄は暴落しても買い戻されやすい
✓ リスト化して、大きく動いた際の「出遅れ銘柄」を狙う
日本株に関していえば、
やはり「外国人投資家の動き」が
読めるようになることで
グッと勝率は高まると思います。
不意を突かれたように暴落に
巻き込まれることも無くなるでしょう。
何なら、銘柄選びのノウハウや
チャートの見方よりも、知るべきかもしれませんね。
あと、外資ファンドの売買動向なんかも
参考にできればいいですが、
このあたりは、徐々に学べばOKだと思います。
というわけで、今回は
「外国人投資家が買っている株」の話でした。
参考になりましたら幸いです。
それでは!