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新株予約権とは?株価に与える影響をわかりやすく解説!

投稿日:


 
 
上場企業にはさまざまな
資金調達手段がありますが、
その1つが「新株予約権」
 
株関係のニュースで
聞いたことはあるかもしれませんが、
 
その新株予約権によって
株価にどのような影響を与えるのでしょうか?
 
この記事では、用語から
わかりやすく解説していきます。
 
 

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新株予約権ってなに?


 
 
「新株予約権」とは、簡単に言うと
その会社の株式を手に入れることができる権利のこと。
 
重要なのは、ただ手に入れるのではなく、
 
「あらかじめ決められた」有利な価格で
手に入れられる
という事です。
 
投資家にとっては、
新株予約権によって安く株を買え、
市場で売却することで利益を得ることができます。
 
また、従業員向けの新株予約権は
「ストックオプション」と言われ、
こちらも株を有利な価格で入れることできます。
 
なので、会社の業績が向上して
株価が上がるほど利益を得ることができるため、従業員のインセンティブになるのです。
 
 

新株予約権の流れ


 
 
「新株予約権」により、
株をあらかじめ決められた価格で
買うことができますが、
 
この新株予約権で実際に、
株式を受け取ることを、
「権利を行使する」と言います。

新株予約権の行使は証券会社を通して行い、
審査を通過すると受け取ることができます。
 
また、権利を行使できる
「行使期間」が定められており、

行使期間が満了してしまうと、
新株予約権が消滅します。
 
権利があるからと言って
いつでも行使できる訳ではないのです。
 
※イメージ 新株予約権※

引用:マネックス証券HP
 
 
 

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新株予約権の種類


 
 
新株予約権は、
4つに分けることができます。
 

 
① 社外向け発行
 
② ストックオプション
 
③ 有利発行
 
④ 無償割当

 

 

① 社外向け発行

 
✅目的:資金調達
 
新株予約権とは、
返済義務のない資金調達手段です。
 
そのため、資金繰りに苦しむ会社でも
社外向けに発行することで、
借り入れなく資金を調達できます。
 
また、株主が増えることになるので、
敵対的買収を防ぐのにも効果があります。
 

② ストックオプション

 
✅目的:従業員への還元、忠誠心アップ
 
ストックオプションとは、
会社の役員や従業員が、自社の株を
有利な価格で得られる権利です。
 
たとえば、
 
業績急上昇したベンチャー企業など、
成長に貢献した社員に対してすぐに
報酬で還元できない場合があります。
 
そんなときに、あらかじめ
有利な価格で株を手に入れられる
ストックオプション権利を
従業員に与えることで、
手元資金が無くても報酬として還元できます。
 
また、権利行使ができるのを数年後に指定すれば、エース社員が早期に退職することも防げます。
 

③ 有利発行

 
✅目的:株主以外の第三者からの迅速な資金確保
 
有利発行とは、新株予約権を
株主以外の第三者へ発行することです。
 
その際に、有利な価格で株を手にできる
権利をつけており、おおむね相場より
10%前後低い価格で取得できます。
 
これにより、権利を受ける第三者にとっては
コストを抑えられ、企業にとっても
迅速に資金を確保できます。
 
しかし、既存株主にとっては
株式の希薄化=損失につながるため、
有利発行を行う前に株主総会で
特別決議をして承認を得なければいけません。
 

④ 無償割当

 
✅目的:既存株主向け、損失のカバー
 
既存株主に対し、無償で
新株予約権を発行すること。
 
大規模な増資をする際に
行われることが多いです。
 
新株予約権は、
 

 
新株を大量に発行

希少性・1株あたりの利益が下がる

株価が大きく下落

 

 
という事態が起こるため、
 
それによる既存株主の損失を
少しでもカバーするため、無償で
権利を割り振ります。
 
 

新株予約権が株価に与える影響


 
 
新株予約権が株価に影響を与える
パターンについて、
ここでは解説していきます。
 
もし投資先の企業が新株予約権を
発行するようなことになれば、
頭に入れておく必要があります。
 
 

①基本的には、株価を下げる要因

 
多くの場合、新株予約権の
発行直後は株価が下落します。
 
存在する株数が多くなるので
それは当然のことです。
 
しかも、新株予約権によって
株を手に入れた投資家がすぐさま
売る場合も考えられます。
 
特に、市場価格と新株予約権で
行使される価格があまりに乖離していたり、
大量の発行を行っている場合は注意です。
 
 
たとえば、日本一ソフトウェア(東証JASDAQ)が
発行した新株予約権(MSワラント)によって、
翌日の株価がなんと17%も急落するということがありました。

引用:日本一ソフトウェア株価が-17%の急落 「MSワラント」による資金調達発表で売られる
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1905/20/news113.html

 
 
MSワラントとは、
「行使価格修正条項付新株予約権」のこと。
 
と、言われても良く分からないですよね・・・
 
簡単に説明すると、
「前日の終値よりも安い株価で買えるように、
毎日購入価格が修正される新株予約権」
となります。
 
つまり、前日終値が2,000円の日は
1,800円で新株を購入でき、
 
前日終値が1,800円に下がってしまったときは
1,620円で新株を購入できる、という仕組みです。
 
既存株主が大損しやすい施策のため、
「悪魔の増資」と言われています。
 
恐ろしいですね・・・
 
 
ただし、新株予約権すべてが
そうなることはありません。
 
発行直後は株価が下がっても
長期的には上昇に転じることもあります。
 
安易に狼狽売りをするよりは
ポジション量調整などで
対応する方が望ましいかなと
個人的には思います。
 

② 成長性のある企業であれば上がることも

 
ここまでの話からするに、
どちらかというとマイナス要因の
「新株予約権」。
 
しかし、ストックオプションと
それを発行する企業の状況によっては
事情が異なってきます。
 
なぜなら、ストックオプションを
発行するような企業は、
 
基本的には業績が良い、
もしくは業績向上の見通しが
少なからずある
と考えられます。
 
もちろん、すぐに業績に反映されるとは
限りませんが、数年後のサービスリリースた
事業の拡大が見通せている場合もあります。
 
それが成功すれば株価は大幅上昇し、
従業員のリターンも激増するため、

ストックオプションを実施していてかつ、
中期スパンで成長性がある企業は、
その後の株価上昇も十分考えられます。

 
また、優秀な人材というのは
ただ単にストックオプションの
報酬のために頑張るというわけでなく、

その企業に将来性感じているから
働いているという方も少なからずいますね。
 
ただ一方で、自転車操業で
早急に運転資金が必要な会社が
強引な株価上昇を図るケースも
ありますので、注意しましょう。
 
 

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まとめ


 
 
本日の記事は以上となります。
 
少し難しい話だったかも知れませんが、
知っていると適切に対処ができます。

その「新株予約権」が
資金繰りに苦労してのものなのか?
成長のための前向きなものなのか?

 
背景をよく理解しようとすると、
今後の株価の展望も見えてくるでしょう。

(理論上、株の希薄化は起きてしまうので、
 一時の下落要因にはなるのですが)

それでは!
 
 

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