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初心者でも安全な空売りのやり方2選【チャート実例あり】

投稿日:


 
 
こんにちは、カズキです。
 
昨今の荒い値動きの中で、「空売り」を検討されている人も少なくないと思います。

上昇を狙った買いだけでなく、
下落からも利益が取れれば利益チャンスは2倍。

下げるほどに利益が出るので
空売り=買いの逆をすればいい
…と言ってしまえばその通りですが、

空売りをやったことが無ければ
当然不安も付きまとってきます。

なので、今日は安全な空売りのやり方と
エントリーポイントについて、
実例を交えながら紹介させていただきます。
 
 

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空売りの基本


 
 
空売りは株価が下がると予想した株に対して行う取引です。
 
その名の通り「空(カラ)の株を売ること」
と、言われてもピンと来ないですよね?^^;
 
少し説明を加えます。
 
普通の株取引であれば、あらかじめ
現物株を保有しなければなりません。
持っていないものは売却できませんからね。
 
しかし、空売りであれば、
証券会社にあなたが担保となるお金を預け、
先に株式を借りてきて売却(空売り)できます。
 
で、その株はあなたの「持ち物」ではなく
「借りている」状態なので、いつかは返さないといけません。
 
そして、いよいよ売却した時よりも株価が
下がったタイミングで買い戻します。
 
ここは実際の数字を交えた方がわかりやすいと思います。
 
たとえば、
80万円で売却した借り株を、
70万円で買い戻して返却した場合、
 
80万円ー70万円=10万円となります。
 
この10万円が空売りの利益です。
 
この状況のように、
「高く売って安く買う」ことにより、
空売りでは利益を得ることができます。
 
他ページからお借りしたものですが、
図にすると以下のようになります。
 

 
■株を借りる=空売りをするとき

 

■株を返却する=買戻しをするとき 

 
※引用元:https://toushi117.com/
 

 
ちなみに、当然ではありますが、
売った時よりも高い値段
たとえば100万円になって買い戻した場合、
 
空売り80万円ー買戻し100万円=ー20万円
となり、損失が発生します。
 
現物買いの株とは逆に、
空売りでは株価が上がるほど損が出るのです。
 
 

空売りの3つのメリット


 
 
そんな空売りですが、
以下のような3つのメリットがあります。
 

① 下落の方がスピードが速い

 
株価の上昇と比べ、下落する時のスピードは上昇時の3倍という話があります。
 
これはその通りで、ザっと日経平均株価の動きだけを見ても、
 

 
16000円から24000円への上昇は14ヶ月かかっていますが、
(2016年11月~2018年1月)
 
24000円から16000円への下落はたった2ヵ月で達成しています。
(2020年1月~2020年3月)
 

 

 
さすがに後者の下落は歴史に残るレベルの暴落で極端な例かもしれません(笑)。
 
ただ、チャートのそれ以外の個所を見ても、
上昇よりも下落の方が期間が短いのが分かると思います。
 
このように、期間が短いということは、
短期間に大きな利益を狙えると言えます。
 
  

② 株価の下落からも利益を得られる

 
繰り返しにはなってしまいますが、
空売りの最大のメリットは何と言っても
下落している中でも利益を出せるということです。
 
株と言えば、「安く買って高く売る」ですが、
 
上昇トレンドの極みで上がり切ったタイミングでは買いに行きづらいですよね。
 
ですが、空売りを使いこなせれば、
株価が高いタイミングもチャンスを伺い、
いざ下落したら利益をモノにできるので、
投資の選択肢が広がります。
 

③ すでに買いで保有している銘柄のリスクヘッジになる

 
空売りは、それ単体で利益を出すだけでなく、
 
すでに買って保有している銘柄が
下落するときのリスクヘッジとしても利用できます。

 
たとえば、下記の用場面で使えます。
 

 
長期保有の銘柄を持っていて、
含み損が出ても売りたくない。
 
しかし、目下株価は下落しそうなチャートをしている…場面
 

 
売りたくはないとはいえ、下がると分かっているのであれば、できるだけマイナスも出したくないですよね。
 
そのような場面では、その銘柄を売らずに、
同じ銘柄を空売りすることが有効です。
 
これは「ツナギ売り」と言われている技術で、
すでに持っている現物株式と同数を空売りすることで、
現物株価が下落した分を、空売りの利益でカバーできるのです。
 
いつもなら「買い」しかしない方も、
短期的に空売りを利用することで
利益を守るということも出来るのです。
 
 

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空売りにぴったりな銘柄選び


 
 
空売りとひとくちに言っても
様々な手法がありますが、
 
初心者におすすめなのは、
日経平均株価に採用されている225銘柄の空売りです。
 
トヨタ、ソニー、JT、明治、ソフトバンクなど
日本を代表する大企業の銘柄です。
 
こういった銘柄は売買する人達が多く、
値動きが安定しているのでこの後紹介する
チャートを使った空売りがやりやすいです。
 
ただ、225銘柄なら
何でも良いかというとそうではなく、
信用倍率を気にしてみて下さい。
 

信用倍率とは?

 
信用倍率とは、信用取引における
買い注文の残量(買残)と、
売り注文の残量(売残)の比率のことです。
 
 信用買残 ÷ 信用売残 = 信用倍率 
 
という計算式で出すことができます。
 
たとえば、とある銘柄の信用買残が100万株、信用売残が50万株であるとしましょう。
 
この場合、
買残100万÷売残50万=2で、
信用倍率は2倍になります。
 
この信用倍率を見ることが大切です。
 
信用倍率が高いとはすなわち、
売残に対して買残が大きく上回っている状態です。
 
で、信用取引の基本ルールとして
約定してから6ヵ月以内に決済しないといけません。
信用買いをしたら、6ヶ月以内に
どこかで売らないといけないのです。
 
つまり、信用買い残が多い
= 将来の売り圧力になる
ということです。
 
なので、この信用倍率の値に注目してみて下さい。
 
個人的には、空売り候補銘柄の中から
信用倍率が1.5倍以上のものを選択するのを
オススメしています。
 
 

空売りのエントリーポイント


 
  
株価が下がるタイミングは、2つにわけることができます。
 
一つ目は上がり続けている株価が一転下がる時。
 
もう一つは下がり続ける弱気の株価が引き続き下がる時、です。
 
それぞれのエントリーポイントを紹介させていただきます。
 

①上昇トレンド時の空売りエントリーポイント

 
一つ目の、上昇を続ける株価が一転下がる時についてです。
 
注目するポイントは、期間の違う2本の移動平均線です。
 
今回は、もっともオーソドックスな

・5日移動平均線
・25日移動平均線

の、2本を使って説明させていただきます。
 
株価が上昇を続けるとき、
25日移動平均線は緩やかな右肩上がりを描きます。
 
それに対して、5日移動平均線は上げ下げを繰り返しますが、
下がったときは25日移動平均線に近づくと上昇し、
 
ある程度離れたらまた25日移動平均線付近まで下がっては上昇し、を繰り返します。
 
ここで、下がった株価が
25日移動平均線に触れても上昇に転じず、25日移動平均線を割り込むことがあります。
 
この時、5日移動平均線も株価に少し遅れて
25日移動平均線を下回り、右肩下がりを描きます。

 
エントリーポイントは、この
「5日移動平均線が25日移動平均線を下回った時」です。
 
ひとつ例を挙げますと、日経平均株価で
2020年2月20日に上記の値動きを確認できています。
 

 
この時、価格帯別出来高も注目ポイントです。
 
上昇を続ける株価が下落に転じる時、
価格帯別出来高がとくに多いか?注目してください。
 
言い換えれば、
 
出来高があるにもかかわらずその株価ゾーンを突き抜けて下落すると、本格的な下落に転ずることが多いです。
 


・上昇トレンドの株価がある価格を突破できない
・その時の価格別出来高が多い
・5日移動平均線が右肩下がりを描く

 
この3つが確認できれば下落トレンドが
予想できまして、空売りするチャンスです。
 
一つ気を付けてほしいのが、少しでも
高い株価で空売りしようと焦らないことです。
 
私も、株価が25日移動平均線に触れた時点で
「ここが高値」と思い空売りを仕掛けたものの、
上昇トレンドが続いたことがありました。
 
最高値で空売りしたい気持ちはわかりますが、
 
ちゃんと5日線・25日線を株価が割り込んだことを確認してから、
空売りを仕掛けてください。
 
 

②下降トレンド時の空売りエントリーポイント

 
もう一つの、エントリーポイントです。
 
注目する指標としては、トレンドラインです。
 
トレンドラインについて説明しますと、株価は弱気の際に、
一方的に下がるのではなく細かく上下を繰り返すなかで全体的に値段を下げていきます。
 
上下の波の高値の頂点を結んだ直線、
そして安値の頂点を結んだ直線がトレンドラインです。
 
トレンドラインは証券会社によっては
チャートに出すことができない場合があります。
 
その場合、「株価 トレンドライン」で検索するか、
もしくはエクセルやスプレッドシートで
チャートを作成し直線で結んでみるか、
もしくはチャート画面に自分で線を引いてみてください。
 
エントリーポイントは、「高値のトレンドラインから株価が下がり始めた時」です。
 
最近ですと、レオパレス21の株価で、
3月1日からの動きがきれいに
トレンドラインの間を上下しながら推移しています。
 

 
トレンドラインの中で株価は上下を繰り返すので、

高値のトレンドラインで空売りを仕掛け、
安値のトレンドラインで買い戻す。

 
これを繰り返すことが弱気の
株価に対する空売りの仕掛け方です。
 
 
この時に気を付けることが2点あります。
 
一つは高値のトレンドラインを株価が突破する「トレンドブレイク」です。
 
弱気の株価が上昇に転じる時はこの高値の
トレンドラインを株価が突破する時で、そのまま上昇を続けることがあります。
 
ですから、空売りを仕掛ける際は
高値のトレンドラインから株価が下がり始めた時を確認しましょう。
 
 
もう一つは、安値のトレンドラインに
接する前に株価が上昇に転じた時です。
 
その場合は、欲張らずに買い戻してください。
 
そして高値のトレンドラインに
株価が触れるまで空売りはしかけず、高値のトレンドラインで
下がり始める時に改めて空売りを仕掛けましょう。

 
トレンドのなかでの売り買いを続けると、
私は徐々に欲張って少しでも高く売り安く買おうと、
自分で決めたルールを破ってしまったことがあります。
 
一度ルールを破ると何度もルールを守れなくなってしまい、
ルールを破ることになれると損切りのルールが守れなくなります。
 
損切りは新規取引や利確と比べ精神的につらいものです。
 
ルールに従う習慣をつけておかないと損切りができずに、
大きな損を被る可能性があります、気を付けてください。
 
 

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まとめ


 
 
本日の記事は以上となります。
   
出来高が非常に少ない銘柄や、
予想外で突発的なニュースが出た時などは、
 
今回紹介した手法が通用しづらく、
と異なる値動きをする可能性があります。
 
ですので、出来高の確認や市況分析
他のテクニカル分析と合わせて、
空売りを仕掛ける銘柄を選別していただくとよいかと思います。
  
空売りを仕掛ける時、利確するとき、損切りするとき、
決めたルールにしっかり従って、ぜひ利益を獲得してください。
 
それでは。
 

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