こんにちは、
悩まされることは、少なからずあると思います。今日は、そんな持ち越しの判断基準についての記事です。
お休み中に悪材料が出て月曜日から窓開けて下げるかもしれないし、(世間ではおはぎゃーと言われるみたいです)
かといって、ビビッて売りさばいたがために、その後の利益チャンスを逃してしまった、、、という経験は誰しもあると思います。
私の持ち越しの判断基準を先に紹介すると、、、
✅ 木曜・金曜の後場の動き
✅ 日経平均の方向性
✅ 決算の有無
✅ ロスカットラインの位置
の、4つです。順番に解説していきます。
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曜日ごとの有利・不利は多少ある
よくあるのが、曜日ごとに株価の上がりやすさ・下がりやすさという傾向、、
いわゆるアノマリーがあってそれを参考にすれば勝ちやすいのではないか?と言う考えです。
で、これに関してはALLABOUTマネーさんの記事が検証をしていました。
結論をまとめてしまうと、月曜に株を買って翌日売った場合はマイナス。
それ以外は、勝率50%前後でプラス幅もほぼ一定です。
なので、あまり法則性は見いだせないのと、このデータはその日に買って翌日に売るという短期売買のやり方になります。
しかし、実際は1日であくせく売買する人だけではありません。一定期間中長期保有する方もいるでしょう。
なので、曜日の傾向だけで判断するのは危険だと思っています。
では、私は何を基準にするかと言うと、もう少し細かく、主には木曜日金曜日の後場の動きに注目しています。
1.木曜・金曜の後場に逆行高
アノマリーはあまりないとは思いますが、人間心理として、保有株の週またぎというのは、心理的に恐怖心があります。
顧客の大事な金を預かるプロトレーダーや機関投資家も例外ではありません。
木曜日・金曜日は、利確売りをされやすい曜日と言えるでしょう。
なので、木曜日金曜日に関しては一定の売りが後場に出やすいと考えるのが普通です。
しかし、本来は売られてもおかしくない曜日なのに、なぜか後場にかけて強く買われている銘柄が存在します。
そういった銘柄は、何かしらの材料や思惑があって、買われている可能性が高いです。
しかも、ある程度売りが出終わった後(プチセリングクライマックス?)に買われることがあれば、翌週への期待感が背景にあると言えます。
なので、可能であれば保有株の前場よりも後場、大引けの時間帯の買いに注目してみてください。
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2.日経平均の方向性から見る
持ち越した・持ち越さなかったの結果が最も大きく左右されるのが、全体地合いの動きです。
そもそも持ち越しに恐怖があるというのは、「日経平均が大きく動くようなイベント」が起こらないか心配という理由が大きいと思います。
私はこれに関しては、シンプルにその時のチャートの方向で判断すれば良いと考えております。
結論から言うと日経平均のチャートが(日足・週足含め)、現時点で上昇傾向なら持ち越した方が良い場合が多いですし、
すでに上昇しきったところで横横だったり 下落傾向の時は、週をまたがないで手仕舞いした方がいいでしょう。
よく思い出してもらいたいのですが、安定して上昇している時に急に大きな下落が来ることって殆どないですよね?
暴落の入り口として年に2~3回遭遇する程度ですよね。
じゃあどんな時に暴落するかというと、
上昇が弱り切って団子天井を形成している時に、加速するように大きな下落が来るというのが多いパターンだと思います。
ということは、高値だと怖いですが、相場の上昇が安定してる時は大きく梯子を外されるようなことは可能性が低いですし、
そうでない場合は持ち越しは気をつけた方がいいでしょう。
もちろん日足だけなど方向を見誤ることがあると思うので週足も一緒に見るようにしましょう。
3.引け後決算の有無
決算は少しやっかいです。特に決算を金曜日の引け後に控えている場合、良くも悪くも月曜日から窓を開けて株価が大きく動く可能性が高いです。
なので企業の展望に確信が持てない銘柄、短期での値幅取りのつもり、もしくはデイトレードであるのなら、
金曜日の引け後に決算を控えてる企業の、持ち越しは慎重に考えた方がいいでしょう。
もちろん結果が良い場合もあります。なので一律に売れというわけではなく、持ち越しても大丈夫なポジション量に調整するというのが現実的な対策かなと思います。
これに加え、前述した「全体地合いの方向」も考慮に入れて判断すると精度が上がると思います。
中長期保有のつもりなのであれば、ポジション量に気をつけていればそこまで気にしなくていいと思います。
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4.ロスカット寸前ではないか?
土日の連休に、世界のどこかで悪いイベントが起こって、それで月曜日の朝から株価が下落する時の事を考えて見てください。
この時最も怖いのが、窓を開けて下落するということです。
窓を開けてしまうと、損切りラインを設定していたとしても、刺さらなかったり損切り注文が約定せずに大きく下落する=含み損を抱えるという事態が発生します。
これは怖いですよね。株はともかく、FXはもっと激しく下落するので、毎週明けは注意しています。
でもこの原因ってよく考えてみてください。
そもそも週をまたぐ段階で、あなたのポジションの位置がロスカットラインに近いということが原因ではないでしょうか?
もう分かりだと思いますがロスカットラインが近い状態で週をまたぐということは、窓を開けられた場合に大きく損する可能性があります。
おまけに地合いが悪化していたり、決算を控えていたりすると、なお状況は不利になります。
なので、銘柄を持ったはいいが順調に推移せず、ロスカットラインが近い時は、
スパッと切ってしまい、翌週新しい候補銘柄を探すというのでも悪くないと思います。
まとめ
本日の記事は以上となります。
✅ 木曜・金曜の後場の動き
✅ 日経平均の方向性
✅ 決算の有無
✅ ロスカットラインの位置
一つで判断するのではなく、総合的に持ち越すか否かの判断をしてもらえればと思います。
人によって、短期トレード・中長期保有などスタンスが違うと思いますので、
持ち越しは一概にルール化できないところが心苦しいのですが、逆に自分のトレードを見つめ直す良い機会にもなると思います
それでは。