株で勝つ秘訣コラム

【実話】株で退職金5000万円を溶かしました…65歳の末路【大損】

更新日:


 
 
こんにちは、カズキです。
 
 
今日は、
退職金を株で運用することを
検討している人へ向けた記事です。
 
 
多分、読んでいただくと

こんなの信じられない・・・
俺(私)はそんな馬鹿なマネはしない・・・!

 
と思われそうですが、
自分は大丈夫と思う方にこそ
お読みいただきたいです。
 
 
これは私が実際に体験し、最も衝撃を受けた実話です。
 
もしかしたら、あまり
気持ちの良い内容ではないかもしれないです。
 
なので、ちょっと書くべきか迷ったのですが、
負けられない資金で
運用している読者さんも多く、
 
投資を続ける過程でのヒントになればと思い、話すことにします。
 
  
登場人物は、投資家のTさん(仮名)とします。
 
 

スポンサードサーチ

優秀な経歴を持っているTさん


 
 
Tさんの年齢は65歳で、出会ったのは2017年末です。
 
定年退職していましたが、
国家公務員で、国の安全にかかわる
重要なポストを務めていました。
 
 
腰の低いお人柄の方で、
重責を担いながら多数の後進を指導するのは、簡単なことではなかったと思います。
  
  
記事のタイトルからすると
何の考えなしで行動する人物のように思われるかもしれませんが、
決してそうではないのです。
  
 
Tさんは職務を全うした後、定年となり、
受け取った退職金は5,000万円だそうです。
  
そのうちの半分を投資信託に預け
配当を受け取りながら生活していました。
  
 
そんな中で裁量トレードでの
株式投資を始めた理由は、「ボケ防止」のため。
 
それが後々に大きなインパクトを
与えることになります・・・・
 
 

 

ある株学校に通い、マイナス800万


 
 
Tさんが株を始めるために通ったのが、
とある株学校。
(※私がかかわっている所ではないです)
 
口座開設から取引の基本まで教えてくれたものの、
Tさんはそこで信用取引を知ってしまいます。
  
これが後々、Tさんの株トレードにおける
破滅を導く引き金になりました・・・
 
 
信用取引とは、現金や株式を担保にし、
証券会社から株を借りて株を売買することです。
 
 
最大で資金の約3.3倍まで株式の取引ができますので、
利益になれば大きく資金が増えますが、
株価が逆に動くと、全額溶かしてしまう
ようなやり方です。
 
 
信用取引は、少額資金を効率よく増やすには有効ですが、
資金の大半を掛けて勝負するのはギャンブルです。

 
 
まして、リスク管理もままならない初心者が
いきなりやる代物ではないですが、
Tさんは当初から信用取引に手を出しました。
 
 
結果から言うと、Tさんはその最初の取引で
いきなりマイナス800万円の損失を出しました。
 
その資金の出元は「退職金」です。
 
 
「パンクした(強制決済された)」と仰っていたので、
1000万近い金額を口座に入れて、それを
信用取引でほぼ溶かしたという状況だったと思われます。
 
 
しかも、選ぶ銘柄が人から言われた銘柄や
ツイッターで騒がれていた仕手系の銘柄だったので
投資対象自体がかなりリスクの高いものでした。
 
それに大金をつぎ込んでいたのです。
 
 

スポンサードサーチ

意を決して・・・


 
 
そんな状況のTさんは状況を挽回しようと
2017年秋頃に、私がかかわらせてもらった
株スクールに入るのですが、
 
 
さらに悪化させる結果となってしまいました…
 
 
当時急騰していた
2743 ピクセルカンパニーズという銘柄を
 
大陽線に乗って高値圏の平均470円で飛びつき買い。
 
それだけならまだしも、
先の800万円の損失を取り返そうと、
退職金から捻出した約1600万円ほどを、
信用取引で突っ込んでいたのです。

 
 

※2743 ピクセルカンパニーズ 当時の週足チャート
 
 
2743 ピクセルカンパニーズは
2017年11月に523円の高値を付けた後に
ズルズル株価を下げ続け、
 
12月には342円の安値、翌2018年2月には遂に300円を割りました。
 
 
結果として、Tさんはここでも投じた1600万円を全額溶かし、
この時点で退職金の約半分2400万円を失ったことになります。
 
 
私としてもこれは非常に強烈な体験で、
藁にもすがる思いのTさんが相談に来たときには、
 

✓ 残りの退職金2600万円には手を出さないこと
 
✓ 信用取引ではなく、現物で100万から始めること
 
✓ 売買ポイントがどうであれ下がった場合の逆指値は必ずすること

 
を、アドバイスしました。
それも、結構強めに言いました。
 
 
平均寿命が80代、長ければ100年も生きるという時代。
 
株で負けるならともかく、これ以上資金を失くすと
先の人生設計に多大なダメージを及ぼしかねません。
 
 
しかし、当のTさんは
「株の資金を作りたいから、(毎月報酬が入ってくる)投資信託も解約しようかな・・・」

と言い出して、さすがに私も強固に反対しました。
 
 
Tさんが私の進言を聞いてくれたのか心配なまま、時は2018年3月に移ります
 
 

最後の大勝負


 
 
2018年3月、Tさんは
悲劇的な最期を迎えます。
 
 
結果から先に書くと、
以前の記事にもあった、ニチダイ事件で
Tさんは退場しました。
 
【悲報】億トレでも普通に退場します。その原因は?【実体験】
 
それも、収入源として大きなウエイトを占めていた投資信託を解約し、
残りの退職金2600万円を
またもや全力で信用買いしに行ったのです。

 
 
2600万円の元本に対して、
信用取引の上限いっぱいまで枠を使うと、
約7800万円分の取引が可能となります。
(このうちの5200万円は借金だと思ってください)
 
 
利益が出れば3倍のスピードで増えますが、
損失の場合も3倍のスピードで膨らみます。
 
最悪、30%以上下落した場合については
含み損が元本である2600万円を上回って、強制決済されてしまうような状況です。

 
 
その最悪が起きてしまいました....
 
 
2018年初頭に600円台だった
ニチダイ株は短期資金の流入もあり、
 
異常な急騰で3月16日時点には
約7倍に迫る3,980円の高値を付けていました。
 
 
しかし、この時のTさんの保有単価は3500円。
 
 
退職金2500万円を現物株ではなく信用取引で、
しかもかなりの高値で保有していたのです。 

 
 
ところが、3980円を天井に
ニチダイの株価は急激に下落し、
3月26日に3,300円⇒2,600円のストップ安となります。
 
※当時の日足チャート

 
 
翌日も連続ストップ安でTさんは売るに売れない状況に、、、
 
 
信用取引で自己資金の3倍を投じているため、
まもなく、借金が元本をオーバーするという状態になりました。
 
引き続き保有するには追加でお金を入れなければいけません。(いわゆる追証です)
しかし、そんな資金は残っておらず。
  
 
結局、Tさんは証券会社に相談し
ニチダイ株を手放しました。
 
何とか負債を抱えることだけは
避けられましたが、これにより
事実上、5000万円の退職金を全額溶かしたのです。
 
 
これが、Tさんが退場した一連の流れです。
 
その後、Tさんとは4月に授業会場で会ったきり、スクールも辞めてしまいました....
 
 
不幸中の幸いか、無一文ではなく、
株以外の貯金で600万円ほどあったそうですが、
 
娘さん・息子さんがご結婚されたときにお祝いのためのお金も溶かしてしまったので、
 
以前のように
『結婚はまだか?』なんて
小言を言えなくなってしまったよ・・・」
と悲しげに仰っていました。
 
 
Tさんの一連の取引は私にとっては
1円も実害は発生していないものの、
 
どうして止められなかったのだろう・・・
未だに強く後悔していることの1つです。
 
 

スポンサードサーチ

頭の良い人でも陥る罠


 
 
ここまでお読みいただいた方ならお分かりだと思いますが、
Tさんの取引は「同じことの繰り返し」なのにお気づきでしょうか?
 
※Tさんをディスっている訳ではありません。
 
 
良さそうな銘柄情報を聞く
  ↓
しかし、既に勢いよく上がっているハイボラ株
  ↓
売買タイミング関係なく信用使って身の丈以上に買い込む
  ↓
株価が下げても売らず大損失

 
 
こんな感じです。
 
 
ちなみに冒頭でも申し上げましたが、
Tさんは決して盲目に行動する頭の悪い方ではなく、
国の安全にかかわるポストにもついていた優秀な方です。
 
これだけ同じ失敗を冒すのが
本当に信じられません、、、
 
 
その背景は何だったのでしょうか?
 
 
私は株に対する「認識」のズレだと考えています。
 
 
「認識」というのを具体化すると、
以下のような発想があるので
 
客観的に見たらなかなか危ない状況でも
身の丈以上のリスクを取り、危ないという声にも
耳を傾けていただけなかったのだと考えています。
 

 
✅権威ある人の言う株を買えば、上げてくれると思っている
 
✅株は大勝負をして一気に儲けるもの
 
✅言われたとおりにやればいいので、思惑が外れた場合のことは考えない
 


 
こんな考え方をしていれば勝てませんし、退場してしまうのも必然です。
 
 
しかも、負けが800万、2400万と
膨れ上がっていく中で、何とか取り返そうと
冷静さを失ってしまっていた故に

 
まっとうな投資家なら合理的でないと思える
行動に走ってしまったのだと思います。
 


 
 
ただ、今回のTさんは5000万円という規模でしたが
金額にかかわらず、投資をするなら
私たちにとっても他人事ではありません。
 
 
1つの考え方の違いが、
結果的に大惨事を招いてしまう、、、
 
いや、株の勝敗だけならまだしも
人生設計を大きく狂わす要因になるのです。
 
 
結構しんどい体験ではありましたが、
私はTさんからそのように学びました。
 
自分は絶対に同じことをしないのはもちろん、
 
読者の皆さんも同じ目に遭うことがないよう
情報発信に気を付けていきたいと
改めて思っています。 
  
  
それでは。
 
 

スポンサーリンク

-株で勝つ秘訣コラム

Copyright© カブログ@副業株ブログ , 2019 All Rights Reserved Powered by STINGER.