銘柄選び

【知らないと危険】今さら聞けないシクリカル銘柄とは?業種一覧

更新日:

 
 
 
こんにちは、カズキです。
 
シクリカル銘柄ってご存知ですか?
 
簡単に言うと、
「景気変動の影響を受けやすい」
業種・銘柄のことです。
 
シクリカル銘柄の反対は
ディフェンシブ銘柄と言われ、
内需産業などがあげられます。
 
詳しくはこの後解説しますが、
 
たとえば
株価、業績、チャート形状は
全く同じ2銘柄があったとして
 
1つがシクリカル銘柄、
もう1つがディフェンシブ銘柄であれば
両者の戦略は大きく異なります。

 
両者の違い、そのトレード戦略について
今日は解説していきます。
 
 

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シクリカル・ディフェンシブとは?


 
 
シクリカル銘柄は、
「景気敏感株」とも言われ、
景気動向に左右されやすい銘柄です。

 
景気が拡大期であれば
業績の急伸と共に大きく上がるのですが、
逆に減速期には叩き売られる
という特徴があります。
 
大きく上下しやすい、ということですね。
 
なので、もしトレードするにあたって
配当目当てで長期保有をするのであれば、
景気動向を注視しないといけません。
 
一方、
 
ディフェンシブ銘柄は、
対照的に景気動向に左右されにくく、
比較的安定した値動きが特徴です。

 
大きく上下しづらい分、
長期保有を前提とした投資をするなら
このディフェンシブに当てはまる
銘柄から選ぶと良いでしょう。
 
 
下記に、それぞれが当てはまる業界、
代表的な銘柄を挙げてみました。

シクリカルの代表的な業界・銘柄

■鉄鋼
 5401 新日鉄住金
 5411 JFEホールディング
 5444 大和工業など
 
■非鉄金属
 5713 住友金属鉱山
 5711 三菱マテリアルなど
 
■自動車
 7203 トヨタ自動車
 7201 日産自動車
 7267 本田技研など
 
■電気機器
 6501 日立
 6502 東芝
 6758 ソニーなど
 
■化学
 3405 クラレ
 4004 昭和電工
 4183 三井化学など

■海運
 9101 日本郵船
 9104 商船三井
 9115 明治海運など

■紙パルプ
 3863 本製紙
 3880 大王製紙など

上記以外にも、
証券、機械、自動車部品、その他輸送機器、
不動産、保険、建設、ゴム
などが
シクリカルに分類されます。
 
 

ディフェンシブの代表的な業界・銘柄

■電力
 9501 東京電力
 9503 関西電力など
 
■ガス
 9531 東京ガス
 9536 西部ガスなど
 
■鉄道
 9020 JR東日本
 9022 東海旅客鉄道など
 
■食料品
 2267 ヤクルト
 2282 日本ハムなど
 
■通信
 9433 KDDI
 9437 NTTドコモなど
 
■医薬品
 4502 武田薬品工業
 4508 田辺三菱製薬など

何となく、私たちが
消費者として普段なじみのある
企業が多いと感じられると思います。
 
上記以外にも、
 
精密機器、サービス業、IT、小売業、
商社、陸運、繊維、石油、空運
などが
ディフェンシブの業界になります。
 
 

分類する上での注意点


 
 
気を付けなければいけないのは、
上記はあくまで傾向・大枠の分類であり、
厳密には決めつけないこと
です。
 
たとえば、
 
どちらかと言えば、
シクリカルに当てはまる
8035 東京エレクトロンは
 
景気動向指数が悪化していた
2019年でも株価2倍を達成
しましたし、
 
 
※8035東京エレクトロン 週足チャート
 
 
ディフェンシブ(通信)に
分類される9984 ソフトバンクは、
もはや実態は投資会社です。(笑)
 
その投資の失敗が露見すると
一時的に株価を下げる場面が見受けられます。
 
実際、2019年の下半期は、
3か月で30%以上も下落しました。
(7月29日⇒10月25日)
 

※9984ソフトバンク 日足チャート
 
 
同じく、ディフェンシブ株として
サービス業が挙げられますが、
 
固定の取引先があり利益率の良い
ITサービスの銘柄
と、
 
オリエンタルランドのような、
「必需品ではない」個人消費に
依存するようなサービス業
では、
 
状況が全く異なります。
 
ここで分類されている
業界というのは、あくまで
東証が銘柄を分類するうえでの枠ですので、
 
投資判断の際は、
 

 
・顧客は誰なのか?増減するのか?
・業界の利益率は高いのか?
・固定の収入源があるか?
・メイン事業が2つ3つと分散されているか?

 

 
といった観点で銘柄を見るようにしてください。
 
 

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両者のメリット・デメリット


 

シクリカル銘柄

 
シクリカル銘柄の魅力は、
何といっても高い利益を見込める点。
 
景気拡大と共に株価が大きく上昇します。
中には、底値から3倍、4倍になる銘柄も…

ただし、注意点としては
好景気になる場合、それをかなり前から
織り込んで動く
ことです。
 
業績が悪化している中でも
後の回復を見込んで株価がどんどん上昇し、
 
いよいよ業績回復したときは、
すでに天井つけて下落し始める
というパターンも結構あります。
 
なので、デメリットとしては、
この売買タイミングの見極めが
簡単ではない点です。
 
 
また、日経平均株価やNYダウなど
全体指数の影響をモロに受けます。
 
外需で稼いでいる企業が多いので、
会社単体で業績に問題が無くても、
どうしても世界経済の動きに
影響を受けやすいのです。

 
売られるときは本当に
大きく売られるため、損切りポイントを
決めたうえで投資しましょう。
 

ディフェンシブ銘柄

 
ディフェンシブ銘柄のメリットは、
下落相場に強い点です。

 
景気変動の影響が少なく、
業績も安定しています。
 
シクリカル銘柄が外需の変動に
晒される一方で、
ディフェンシブ銘柄は内需関連。
 
それもインフラや食品といった
大きく落ちない業種が多いです。
 
そのため、暴落時であっても底堅く
買われやすい対象でもあります。

 
逆に言えば、大きく株価が
伸びづらいとも言えますが、
株主還元策として配当が充実し、
配当利回りが高い傾向にあります。
 
長期保有にはピッタリですね。
 
 
ただし、ディフェンシブ銘柄だから
安心かと言えばそうではなく、
企業を取り巻く状況によっては
大きく下落することもあります。

 
分かりやすい例だと、9501 東京電力。
 
企業としての安定性、配当の
高さから見てもディフェンシブ銘柄の
代表的な存在でしたが、
 
2011年の東日本大震災で受けた
甚大な被害と原発事故の処理により、
震災前には2,000円台だった
株価は10分の1まで大暴落。

 

※9501東京電力 10年月足チャート
 
現在も震災前の株価水準には
遠く及ばず、配当も出ていません。
 
ディフェンシブ銘柄でも
このような事態は起こり得ますので、
 
保有する場合は1つの銘柄に集中せず、
分散してポートフォリオを組むことをお勧めします。
 
 

トレードにおける注意点


 
 
シクリカル銘柄、
ディフェンシブ銘柄の性質を
理解いただいたうえで、
 
実際にどのように
トレードすれば良いのか?
ポイントを解説していきます。
 

シクリカル銘柄

 
何より重要なのが、景況判断です。
個別の業績が良くても、全体地合いには勝てません。
 
なので、売買の際は
① 景況判断を確認する
   ↓
② 個別銘柄の売買タイミングを伺う

 
という流れになると思います。
 
景況判断の上で見逃せないのが、
景気動向指数です。
 
景気動向指数とは、
景気全体の動向を知るために、
29の景気指標を使って算出され 
内閣府から月次で発表されます。
 
景気動向指数は、
 
1 先行指数
 景況に数ヵ月先んじて動く
 
2.一致指数
 景況にほぼ一致して動く
 
3.遅行指数
 景況に遅れて動く
 
の3つで構成されていますが、
シクリカル銘柄の売買タイミングを
考えるうえでは、
 
「先に織り込まれる」ことを考慮し、
1 先行指数
2.一致指数

の変化を注視しましょう。
 
先行指数の代表的な指標は

・新規求人数
・新設住宅着工床面積
・TOPIX(東証株価指数)
・実質機械受注

 
一致指数の代表的な指標は

・鉱工業生産指数
・商業販売額
・有効求人倍率

 
などです。
 
また、景況感に先行して買われるため、
ダメな時、すなわち、、
 
赤字を垂れ流して
叩き売られている時こそチャンスです!

 
逆に、業績が急伸したときは
シクリカル銘柄は一見PERが割安になるのですが、
その時点で既に株価が上がりきっている
ことも多いです。
 
なので、一般的な
ファンダメンタルズを参考にした
トレードとは、考え方を逆にする
必要があると思います。

 

ディフェンシブ銘柄

 
ディフェンシブ銘柄は
一般的には大きく下がりづらいと言われます。

 
ただし、内需での売上割合が多い
企業については、今後20年・30年は
人口減少の影響を受けて低迷する
可能性があります。
 
なので、長期保有というのも
実は再考の余地があると思っています。
 
ディフェンシブ銘柄を選ぶときは…
 

 
・業界に成長性がある
・利益率が高い
・固定費が小さい(+現金比率にも余裕あり)
・単発だけなく継続売上がある
・人口減少の影響を受けづらい

 

 
上記の要素が1つでも多い
会社の方がより安心して投資できます。
 
そういった観点から考えると
 
業界として利益率の高いIT関連銘柄や、
5Gの導入で投資が進む通信
国土強靭化に2025年に大阪万博を控えた建設業など、
 
ディフェンシブの中でも
業界はまず厳選した方が良いと思います。
 
特に、IT関連銘柄は直近IPOだったり
まだ成熟していない企業も多いので、
会社の成長と共に大きな値上がり益を
狙っていくことができるでしょう。
 
【関連記事】

【大化け傾向】有望なIT関連銘柄を見つける3つのコツを公開する


 
 

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まとめ


 
 
本日の記事は以上となります。
 
✓景気の影響を受けて大きく動く
 シクリカル銘柄 
 
✓安定していて長期保有に向く
 ディフェンシブ銘柄

 
ただし、例でも出ました通り、
両者ともあくまで「枠」でありますので

投資の際は、しっかりと
個別企業の中身を見て判断をしていきましょう!
 
それでは。
 
 
【関連記事】

株価10倍を取りたかったら、「保有する」という感覚は捨てるべき


 
 

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